2016年10月20日
視力スクリーニング始めました。
小児の視力は6歳までにほぼ完成されます。
感受性の高い3~4歳の頃に治療を開始できるかどうかは予後にもかかわってきます。
そのため3歳児健診で視力検査が実施されていますが、
幼児の視力を客観的に評価することは難しいため、
機器を使用することにより短時間でより正確な検査が求められています。
そこで当院では、ウェルチ・アレン社のビジョンスクリーナーを導入ました。
小児の視力異常の早期発見に少しでもお役に立ちたいと思います。
検査は簡単です。非接触で苦痛はありません。
薄暗い部屋でカメラのような機器をお子さんに10~30秒程度注視してもらえば完了です。
一般診察や健診のついでに検査しますので、検査料金は無料です。
※万一異常が発見された場合、眼科紹介などのため保険診療になることがあります。

WelchAllyn社
http://welchallyn.jp/visionscreener/
感受性の高い3~4歳の頃に治療を開始できるかどうかは予後にもかかわってきます。
そのため3歳児健診で視力検査が実施されていますが、
幼児の視力を客観的に評価することは難しいため、
機器を使用することにより短時間でより正確な検査が求められています。
そこで当院では、ウェルチ・アレン社のビジョンスクリーナーを導入ました。
小児の視力異常の早期発見に少しでもお役に立ちたいと思います。
検査は簡単です。非接触で苦痛はありません。
薄暗い部屋でカメラのような機器をお子さんに10~30秒程度注視してもらえば完了です。
一般診察や健診のついでに検査しますので、検査料金は無料です。
※万一異常が発見された場合、眼科紹介などのため保険診療になることがあります。

WelchAllyn社
http://welchallyn.jp/visionscreener/
2016年10月16日
インフルエンザワクチンQ&A
インフルエンザワクチンQ&A(7版)
Q1.有効性はどの程度ですか?受ける意味がありますか?
幼児の有効率は50-70%、学童は60-80%程度といわれています。日本では生後6か月-1歳未満のデータはありませんが、米国では有効とされています。発症予防効果は完全ではありませんが、重症化予防のため接種が勧められています。喘息その他の持病や集団生活などのリスクがあれば特に積極的にお勧めしています。
Q2.インフルエンザ脳症を予防できますか?
脳症予防効果のデータはありませんが、インフルエンザの発病や重症化を予防することで脳症の予防が期待されます。
Q3.妊娠中、授乳中の女性でも受けられますか?
産科医に相談して妊娠経過が順調なら妊婦へも接種可能です。胎児および授乳中の乳児への影響は心配ありません。
Q4.いつ頃受ければいいですか?
血液中の抗体価は接種終了後2週間から有効レベルに達し6か月以上持続すると言われています。10月~11月頃の接種をお勧めします。小児の接種間隔は2-4週です。できるだけ間隔を空けた方が抗体価上昇はよくなります。
Q5.12月など遅く受けた方が良いですか?
「効き目が3か月で切れると聞いたので遅く受けたい」という方がありますが、それは誤解です。毎年定期的に接種している場合、血液中の抗体は常に一定レ ベル以上が維持されますので、遅く受ける必要はありません。流行が始まってからは院内感染のリスクもあります。早めに余裕を持って受けてください。
Q6.毎年受ける必要がありますか?
ワクチンによる抗体価は徐々に低下すること、流行するインフルエンザウイルスの型は毎年変化することから、毎年の接種をお勧めします。
Q7.小児の2回接種は必須ですか?13歳以上は2回接種する必要はないのですか?
日本では厚生労働省により13歳未満は2回と定められていますが、米国のCDCの勧告では過去に2回以上接種歴があれば1回で良いとされています。2回接種できない理由のあるお子さんはご相談に応じます。一方、13歳以上でも希望により2回接種することはできますが、毎年接種していれば1回で十分です。
Q8.受けてはいけない人は?
現在発熱している人や、あきらかに体調の悪い人、過去にインフルエンザワクチンで重い副反応があった人などは受けられません。その他の薬物や注射でアレルギーが出やすい人は医師と相談してください。卵アレルギーのある人でも受けられる場合が多いです。しかし、卵で重篤なアナフィラキシーショックなどを起こしたことのある人は医師とよく相談してください。
Q9.副反応は?
全身症状(発熱、悪寒、頭痛、倦怠感等)や局所症状(発赤、腫脹、疼痛等)を認めることがありますが、通常2~3日中に消失します。過敏症として、接種直後から数日中に発疹・かゆみなどが見られることがあります。 まれにアナフィラキ シーショック、けいれん、喘息発作などが見られることがあります。
http://ohisama.cute.coocan.jp/infulu_vaccine.html
Q1.有効性はどの程度ですか?受ける意味がありますか?
幼児の有効率は50-70%、学童は60-80%程度といわれています。日本では生後6か月-1歳未満のデータはありませんが、米国では有効とされています。発症予防効果は完全ではありませんが、重症化予防のため接種が勧められています。喘息その他の持病や集団生活などのリスクがあれば特に積極的にお勧めしています。
Q2.インフルエンザ脳症を予防できますか?
脳症予防効果のデータはありませんが、インフルエンザの発病や重症化を予防することで脳症の予防が期待されます。
Q3.妊娠中、授乳中の女性でも受けられますか?
産科医に相談して妊娠経過が順調なら妊婦へも接種可能です。胎児および授乳中の乳児への影響は心配ありません。
Q4.いつ頃受ければいいですか?
血液中の抗体価は接種終了後2週間から有効レベルに達し6か月以上持続すると言われています。10月~11月頃の接種をお勧めします。小児の接種間隔は2-4週です。できるだけ間隔を空けた方が抗体価上昇はよくなります。
Q5.12月など遅く受けた方が良いですか?
「効き目が3か月で切れると聞いたので遅く受けたい」という方がありますが、それは誤解です。毎年定期的に接種している場合、血液中の抗体は常に一定レ ベル以上が維持されますので、遅く受ける必要はありません。流行が始まってからは院内感染のリスクもあります。早めに余裕を持って受けてください。
Q6.毎年受ける必要がありますか?
ワクチンによる抗体価は徐々に低下すること、流行するインフルエンザウイルスの型は毎年変化することから、毎年の接種をお勧めします。
Q7.小児の2回接種は必須ですか?13歳以上は2回接種する必要はないのですか?
日本では厚生労働省により13歳未満は2回と定められていますが、米国のCDCの勧告では過去に2回以上接種歴があれば1回で良いとされています。2回接種できない理由のあるお子さんはご相談に応じます。一方、13歳以上でも希望により2回接種することはできますが、毎年接種していれば1回で十分です。
Q8.受けてはいけない人は?
現在発熱している人や、あきらかに体調の悪い人、過去にインフルエンザワクチンで重い副反応があった人などは受けられません。その他の薬物や注射でアレルギーが出やすい人は医師と相談してください。卵アレルギーのある人でも受けられる場合が多いです。しかし、卵で重篤なアナフィラキシーショックなどを起こしたことのある人は医師とよく相談してください。
Q9.副反応は?
全身症状(発熱、悪寒、頭痛、倦怠感等)や局所症状(発赤、腫脹、疼痛等)を認めることがありますが、通常2~3日中に消失します。過敏症として、接種直後から数日中に発疹・かゆみなどが見られることがあります。 まれにアナフィラキ シーショック、けいれん、喘息発作などが見られることがあります。
http://ohisama.cute.coocan.jp/infulu_vaccine.html
2016年10月15日
インフルエンザワクチンは1回でも良い?
厚生労働省が定めた、日本のインフルエンザワクチンの接種回数は
13歳未満は2回とされています。
アメリカではCDC=Centers for Disease Control and Preventionの勧告により
小児でも1回接種で良い場合があります。
以下のチャートによると、過去に2回接種を受けた小児は
今年1回接種でも良いとされています。
何らかの理由により2回接種が難しいお子さんは参考にされてください。
また、CDCの同ページによると、インフルエンザワクチンの効果は6か月以上続くそうです。
10月に受けると効き目が早く切れるということはありません。
毎年受けていると、常に一定レベル以上の抗体が維持されます。
FIGURE. Influenza vaccine dosing algorithm for children aged 6 months through 8 years
Advisory Committee on Immunization Practices, United States, 2016-17 influenza season
http://www.cdc.gov/mmwr/volumes/65/rr/rr6505a1.htm?s_cid=rr6505a1_w

13歳未満は2回とされています。
アメリカではCDC=Centers for Disease Control and Preventionの勧告により
小児でも1回接種で良い場合があります。
以下のチャートによると、過去に2回接種を受けた小児は
今年1回接種でも良いとされています。
何らかの理由により2回接種が難しいお子さんは参考にされてください。
また、CDCの同ページによると、インフルエンザワクチンの効果は6か月以上続くそうです。
10月に受けると効き目が早く切れるということはありません。
毎年受けていると、常に一定レベル以上の抗体が維持されます。
FIGURE. Influenza vaccine dosing algorithm for children aged 6 months through 8 years
Advisory Committee on Immunization Practices, United States, 2016-17 influenza season
http://www.cdc.gov/mmwr/volumes/65/rr/rr6505a1.htm?s_cid=rr6505a1_w

2016年10月11日
今後の展開が心配です。
以下、厚生労働省報道発表資料より転載
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000139246.html
平成28年10月7日
報道関係者 各位
一般財団法人化学及血清療法研究所による10月4日付のプレスリリースについて
厚生労働省では、10月4日に一般財団法人化学及血清療法研究所に対し、エンセバック皮下注用について製造販売承認書の記載と一部異なる製造を行っていた事実に係る報告命令の行政処分を行ったほか、業務改善命令に係る弁明の機会の付与を行いました。
これを受けて、同日付で一般財団法人化学及血清療法研究所が同所ホームページ上に掲載したプレスリリースにおいては、厚生労働省の事実認識が誤っているかの如き印象を与える表現がありますが、厚生労働省の認識とは大きく異なるものでありますのでお知らせいたします。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000139246.html
平成28年10月7日
報道関係者 各位
一般財団法人化学及血清療法研究所による10月4日付のプレスリリースについて
厚生労働省では、10月4日に一般財団法人化学及血清療法研究所に対し、エンセバック皮下注用について製造販売承認書の記載と一部異なる製造を行っていた事実に係る報告命令の行政処分を行ったほか、業務改善命令に係る弁明の機会の付与を行いました。
これを受けて、同日付で一般財団法人化学及血清療法研究所が同所ホームページ上に掲載したプレスリリースにおいては、厚生労働省の事実認識が誤っているかの如き印象を与える表現がありますが、厚生労働省の認識とは大きく異なるものでありますのでお知らせいたします。
2016年10月07日
ホームページ移転
おひさまこどもクリニックのホームページは
2月に移転したばかりですが
都合により新しいアドレスに移転しました。
ブックマークの変更を御願いします。
http://ohisama.cute.coocan.jp
プロバイダーはずっと同じniftyなのですが、
niftyの文字が入っていませんね。
2月に移転したばかりですが
都合により新しいアドレスに移転しました。
ブックマークの変更を御願いします。
http://ohisama.cute.coocan.jp
プロバイダーはずっと同じniftyなのですが、
niftyの文字が入っていませんね。
2016年10月04日
日本脳炎発生
長崎県対馬で成人4名の日本脳炎患者が確認されました。
もし、日本脳炎に3人かかったら、1人は死亡、1人は後遺症を残し、
無事に助かるのは1人だけと言われています。
生後6か月から定期接種を受けることができます。
南九州は宿主である豚も媒介昆虫である蚊も多いです。
是非予防接種を受けましょう。
以下、毎日新聞地方版より転載
日本脳炎
対馬の男女4人が発症 県が注意呼びかけ /長崎
毎日新聞2016年10月1日 地方版
県は30日、対馬市内の70〜80代の男女4人が日本脳炎になったと発表した。県内での患者発生は2013年9月以来で、全国では今年初。幼児や高齢者がかかると死亡リスクが高くなるといい、県が注意を呼び掛けている。
県医療政策課によると4人は8月20日〜9月15日、発熱などを訴えて入院した。日本脳炎と診断され、髄膜炎や意識障害などの重症という。4人の行動に共通点はなく、別々に感染したとみられる。
日本脳炎は、ウイルスを持っている蚊(主にコガタアカイエカ)に刺されることで感染する。人から人へは感染しない。発病率は100〜1000人に1人程度だが、脳炎を発症した場合の致死率は20〜40%。【小畑英介】
〔長崎版〕
昨年10月には千葉県で乳児が日本脳炎に罹患しています。
これを受けて、日本小児科学会は以下のようなコメントを出しています。
日本脳炎罹患リスクの高い者に対する生後6か月からの日本脳炎ワクチンの推奨について
公益社団法人日本小児科学会
予防接種・感染症対策委員会
http://www.jpeds.or.jp/modules/news/index.php?content_id=197
もし、日本脳炎に3人かかったら、1人は死亡、1人は後遺症を残し、
無事に助かるのは1人だけと言われています。
生後6か月から定期接種を受けることができます。
南九州は宿主である豚も媒介昆虫である蚊も多いです。
是非予防接種を受けましょう。
以下、毎日新聞地方版より転載
日本脳炎
対馬の男女4人が発症 県が注意呼びかけ /長崎
毎日新聞2016年10月1日 地方版
県は30日、対馬市内の70〜80代の男女4人が日本脳炎になったと発表した。県内での患者発生は2013年9月以来で、全国では今年初。幼児や高齢者がかかると死亡リスクが高くなるといい、県が注意を呼び掛けている。
県医療政策課によると4人は8月20日〜9月15日、発熱などを訴えて入院した。日本脳炎と診断され、髄膜炎や意識障害などの重症という。4人の行動に共通点はなく、別々に感染したとみられる。
日本脳炎は、ウイルスを持っている蚊(主にコガタアカイエカ)に刺されることで感染する。人から人へは感染しない。発病率は100〜1000人に1人程度だが、脳炎を発症した場合の致死率は20〜40%。【小畑英介】
〔長崎版〕
昨年10月には千葉県で乳児が日本脳炎に罹患しています。
これを受けて、日本小児科学会は以下のようなコメントを出しています。
日本脳炎罹患リスクの高い者に対する生後6か月からの日本脳炎ワクチンの推奨について
公益社団法人日本小児科学会
予防接種・感染症対策委員会
http://www.jpeds.or.jp/modules/news/index.php?content_id=197