2017年09月24日
おたふくで両耳難聴、過去2年に14人「予防接種で防げた可能性」
おたふくかぜによる難聴は治療が困難です。
今年は例年よりもかなり流行しています。
おたふくかぜワクチンを打って感染を予防しましょう。
読売新聞 2017年9月6日 ニュース・解説
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170906-OYTET50005/
おたふくで両耳難聴、過去2年に14人「予防接種で防げた可能性」
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の後遺症で両耳が重い難聴となった人が、過去2年で少なくとも14人いたことが5日、日本耳鼻咽喉科学会が発表した初の全国調査結果からわかった。
片耳の難聴も含め計314人に上る。同学会は「ワクチン接種で防げた可能性が高い」とし、予防接種を受けるよう呼びかけた。
同学会が全国約5600の医療機関に調査票を配布し、2015~16年に、おたふくかぜのウイルスによる難聴と診断された患者314人について回答を得た。子どもが多かったが、30歳代以降も70人近くいた。
両耳の難聴は14人で、大人も一部含まれる。片耳の難聴は300人だった。今回の調査では、おたふくかぜにかかった人全体に占める難聴となった患者の割合は不明という。
ただ、専門家によると、これまで、難聴は数百~1000人に1人と推定され、多くが片耳のみと考えられてきた。両耳ほど大きな生活上の支障はないため、医師の間でも深刻に捉えない人もいる。
同学会の福祉医療・乳幼児委員会委員長を務める守本 倫子(のりこ) ・国立成育医療研究センター耳鼻咽喉科医長は、「難聴になるとほとんどは改善しない。予防ワクチンの接種を勧めるとともに、国に対し早期に定期接種化するよう求めたい」と述べた。
おたふくかぜのワクチンは1989年、麻疹や風疹との混合ワクチンとして定期接種とされた。しかし、吐き気やめまい、頭痛を起こす無菌性髄膜炎の副作用が問題になり、93年に中止された。現在は任意接種のため、接種率は3~4割と低く、幼稚園や学校で流行する原因となっている。
世界的にみると、先進国ではワクチン接種が浸透しておたふくかぜの流行はほとんどない。流行するのは、日本以外ではアフリカやインドなどに限られている。
◇
【おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)】 ムンプスウイルスに感染して発症し、耳の下の腫れや発熱などが起こる。症状がないこともある。日本では5年に1度ほどの頻度で全国的に流行しており、2016年にも大流行した。
副作用と後遺症、検証急げ 両耳が難聴になった人が2年で14人いたことについて、専門家は「感覚的には多い」と見る。ワクチン接種率の低さがおたふくかぜ流行につながり、重い後遺症の発生を広げているのだとしたら深刻な事態だ。
日本でワクチンの定期接種化が進まないのは、有効性だけでなく安全性も高いワクチンが確保できていないためだ。現在、使われているのは、かつて副作用が相次いだのと同じもので、安全性に不安の声が根強い。
海外のワクチンは副作用は少ないが、効果が持続しにくい弱点がある。国は2013年、おたふくかぜワクチンの定期接種化を目指す方針を打ち出し、企業に有効で安全性の高いワクチン開発を促している。
ワクチン開発が急務であることはもちろんだが、ワクチンの副作用とおたふくかぜの後遺症のリスクについて十分検証し、有効な対策を講じるべきだ。
(医療部 鈴木希)
今年は例年よりもかなり流行しています。
おたふくかぜワクチンを打って感染を予防しましょう。
読売新聞 2017年9月6日 ニュース・解説
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170906-OYTET50005/
おたふくで両耳難聴、過去2年に14人「予防接種で防げた可能性」
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の後遺症で両耳が重い難聴となった人が、過去2年で少なくとも14人いたことが5日、日本耳鼻咽喉科学会が発表した初の全国調査結果からわかった。
片耳の難聴も含め計314人に上る。同学会は「ワクチン接種で防げた可能性が高い」とし、予防接種を受けるよう呼びかけた。
同学会が全国約5600の医療機関に調査票を配布し、2015~16年に、おたふくかぜのウイルスによる難聴と診断された患者314人について回答を得た。子どもが多かったが、30歳代以降も70人近くいた。
両耳の難聴は14人で、大人も一部含まれる。片耳の難聴は300人だった。今回の調査では、おたふくかぜにかかった人全体に占める難聴となった患者の割合は不明という。
ただ、専門家によると、これまで、難聴は数百~1000人に1人と推定され、多くが片耳のみと考えられてきた。両耳ほど大きな生活上の支障はないため、医師の間でも深刻に捉えない人もいる。
同学会の福祉医療・乳幼児委員会委員長を務める守本 倫子(のりこ) ・国立成育医療研究センター耳鼻咽喉科医長は、「難聴になるとほとんどは改善しない。予防ワクチンの接種を勧めるとともに、国に対し早期に定期接種化するよう求めたい」と述べた。
おたふくかぜのワクチンは1989年、麻疹や風疹との混合ワクチンとして定期接種とされた。しかし、吐き気やめまい、頭痛を起こす無菌性髄膜炎の副作用が問題になり、93年に中止された。現在は任意接種のため、接種率は3~4割と低く、幼稚園や学校で流行する原因となっている。
世界的にみると、先進国ではワクチン接種が浸透しておたふくかぜの流行はほとんどない。流行するのは、日本以外ではアフリカやインドなどに限られている。
◇
【おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)】 ムンプスウイルスに感染して発症し、耳の下の腫れや発熱などが起こる。症状がないこともある。日本では5年に1度ほどの頻度で全国的に流行しており、2016年にも大流行した。
副作用と後遺症、検証急げ 両耳が難聴になった人が2年で14人いたことについて、専門家は「感覚的には多い」と見る。ワクチン接種率の低さがおたふくかぜ流行につながり、重い後遺症の発生を広げているのだとしたら深刻な事態だ。
日本でワクチンの定期接種化が進まないのは、有効性だけでなく安全性も高いワクチンが確保できていないためだ。現在、使われているのは、かつて副作用が相次いだのと同じもので、安全性に不安の声が根強い。
海外のワクチンは副作用は少ないが、効果が持続しにくい弱点がある。国は2013年、おたふくかぜワクチンの定期接種化を目指す方針を打ち出し、企業に有効で安全性の高いワクチン開発を促している。
ワクチン開発が急務であることはもちろんだが、ワクチンの副作用とおたふくかぜの後遺症のリスクについて十分検証し、有効な対策を講じるべきだ。
(医療部 鈴木希)
2017年09月16日
今季のインフル流行、早期化か 子どもの患者5.7倍
今季のインフル流行、早期化か 子どもの患者5.7倍
大岩ゆり 朝日新聞 2017年9月15日17時48分
http://www.asahi.com/articles/ASK9H5F67K9HULBJ00F.html
厚生労働省は15日、4~10日の1週間で小中高校や幼稚園、保育所から報告されたインフルエンザ患者が137人に上ったと発表した。昨年と同じ時期に比べ5・7倍多かった。今季はインフルの流行が例年より早く始まりそうだ。
厚労省によると、都道府県別で最も多かったのは沖縄で66人、次いで島根の37人だった。インフルの集団発生で学年閉鎖をしたのは全国で5校、学級閉鎖は4校に上った。今回の報告には入っていないが、11日以降も埼玉や広島、三重、宮城、愛知、佐賀などで今季初の学級・学年閉鎖があった。
島根県では7日に今季初の学年閉鎖があった。同県は「学級・学年閉鎖が始まるのは例年は10~11月。今季はかなり早い」という。12日に今季初の学年閉鎖が始まった川崎市の岡部信彦・市健康安全研究所長は「なぜ今季集団発生が早いのかはわからない。手洗いし、患者はマスクをして感染を広げないよう徹底してほしい」と話す。(大岩ゆり)
大岩ゆり 朝日新聞 2017年9月15日17時48分
http://www.asahi.com/articles/ASK9H5F67K9HULBJ00F.html
厚生労働省は15日、4~10日の1週間で小中高校や幼稚園、保育所から報告されたインフルエンザ患者が137人に上ったと発表した。昨年と同じ時期に比べ5・7倍多かった。今季はインフルの流行が例年より早く始まりそうだ。
厚労省によると、都道府県別で最も多かったのは沖縄で66人、次いで島根の37人だった。インフルの集団発生で学年閉鎖をしたのは全国で5校、学級閉鎖は4校に上った。今回の報告には入っていないが、11日以降も埼玉や広島、三重、宮城、愛知、佐賀などで今季初の学級・学年閉鎖があった。
島根県では7日に今季初の学年閉鎖があった。同県は「学級・学年閉鎖が始まるのは例年は10~11月。今季はかなり早い」という。12日に今季初の学年閉鎖が始まった川崎市の岡部信彦・市健康安全研究所長は「なぜ今季集団発生が早いのかはわからない。手洗いし、患者はマスクをして感染を広げないよう徹底してほしい」と話す。(大岩ゆり)
2017年09月12日
小さいこどもの鼻汁の取り方
素晴らしいアイデアですね。
(文中の活気的は、おそらく画期的の意味?)
(文中の活気的は、おそらく画期的の意味?)
以前小児科の先生に聞いたちびっこの鼻水の取り方。
— sae. (@SaePecot) 2017年9月11日
そっと添えるだけで赤ちゃんにも使えます。
活気的すぎてやるたびに感動しているのでちびっこ持ちさん、これからの季節是非ご活用くださいー! pic.twitter.com/EVpGaW3r9k
2017年09月09日
インフルエンザワクチン予約開始
本日、9月9日からインフルエンザ予約開始しました。
接種は10月2日開始予定です。
毎年11月中に接種が完了するようにお勧めしています。
お早めに計画的に予約をお願いします。
一昨年から納入価格が約2倍に上昇したために接種価格も値上げしていますが、
今年は、頑張って少しだけ下げました。
お子様の多い家庭で僅かでも負担が減って喜んで頂けると嬉しいです。
また、手数料は当院持ちですが、一括払いに限りクレジットカード払いもできます。
財布のお金の心配が少しでも減れば幸いです。
よろしくお願いします。
接種は10月2日開始予定です。
毎年11月中に接種が完了するようにお勧めしています。
お早めに計画的に予約をお願いします。
一昨年から納入価格が約2倍に上昇したために接種価格も値上げしていますが、
今年は、頑張って少しだけ下げました。
お子様の多い家庭で僅かでも負担が減って喜んで頂けると嬉しいです。
また、手数料は当院持ちですが、一括払いに限りクレジットカード払いもできます。
財布のお金の心配が少しでも減れば幸いです。
よろしくお願いします。